キャンペーンを展開したとき、Infobipはボットで状況をすべて把握しながら、リアルタイムで寄り添ってくれました。 ボットのスクリプトを日中に変更しなければならなかったのですが、Infobipは消費者とのコミュニケーションに影響を及ぼすことなく、本当に素早く対応してくれました。
課題
Unileverがブラジルで販売する代表的な柔軟剤ブランドのComfortから、あらたな効果を備えた粉末洗剤と液体洗剤の新製品ラインが登場しました。
Unileverは、その製品と同じように常識を覆す斬新さで反響を呼ぶような、これまでにない独自のプロモーション方法を模索していました。
いくつかの調査を行った結果、多国籍消費財メーカーである同社が製品をプロモーションするには、消費者に親しまれやすく、製品が口コミでお勧めされるような方法で消費者にアプローチするのが最適だと気付きました。
ソリューション
WhatsAppは、世界で最も人気の高いチャットアプリで、消費者間でも日常的に家族や友人との連絡で使用しているため、Unileverは彼らにとって身近な方法であるこのチャネルを使って、アプローチすることを試みました。その方法とは、自社の消費者とコミュニケーションをとり、その機会を活かして商品の認知を高めるというものです。
2019年8月、Unileverはサンパウロにティーザー広告とWhatsAppの番号を載せた1,000枚のポスターを貼るというWhatsAppビジネスキャンペーンを展開することにしました。
興味を持った消費者がその番号に連絡すると、MadameBotと呼ばれるChat Botが洋服のお手入れについてアドバイスを行ったり、 オーディオやミームなどのリッチメディアを使用して新製品を紹介したりします。.
チャットの最後に、消費者は送料無料に加えて新製品50%オフという特典を受けることができるよう仕掛けました。
自動化されたキーワードChat Botは、 InfobipのANSWERSプラットフォームを利用して構築されました。
成果
WhatsAppを使用したComfortの初めてのキャンペーンで、予想を上回るエンゲージメントが得られました。 最初の12時間で6,335人のユニークユーザーがComfortのChat Botと会話をし、145,000回のメッセージが交わされました。これは600回という目標を大きく上回る数字です。 そのため、3日間のキャンペーンは1週間延長して開催されました。 7日間で12,000人のユニークユーザーがブランドにエンゲージメントし、290,000回以上のメッセージが配信されました。
WhatsAppを通じて見込み客とカジュアルに会話できたことが、大きな成功につながりました。
この会話キャンペーンによって売上は普段の14倍になり、同社は需要を満たすために外部のパートナーを追加せざるを得ませんでした。 また、Unileverのコールセンターには、キャンペーンを絶賛する電話が数多く寄せられました。
Unileverは実際に会話型コマースの効果を実感し、現在は製品パッケージに直接WhatsAppの番号を記載することを検討しています。
Unileverは、400以上のブランドを所有する世界最大級の消費財メーカーです。 ブラジルに進出して90年になり、ブラジルのほとんどの家庭で同社の製品が使用されています。